あなたの汗が臭い原因はコレだ！
今まではそんなに感じなかったのに、近頃は汗が臭いような気がする人は生活習慣を見直してみましょう。原因は意外なところにあるかもしれません。
汗臭い原因になる「食生活」
最近、肉料理が増えていませんか？
肉などの動物性タンパク質の取りすぎは「汗が臭い」原因になるのです。食事のときは体温があがります。これを「食事誘導性熱代謝」というのですが、タンパク質を消化するときのこの「食事誘導性熱代謝」は他の栄養素よりも断然その熱産生が高いのです。
つまり、タンパク質を取ると汗をかきやすくなります。そして、動物性のタンパク質は腸内で悪玉菌が分解されるとアンモニアやアミンという臭い匂いの原因になる物質を作り出してしまいます。簡単にまとめると「臭い汗をかきやすくする」のがタンパク質なのですね。
アルコールの取りすぎも要注意です。アルコールは分解されるとアセトアルデヒドと呼ばれる成分になるのですが、大量にアルコールを摂取するとこのアセトアルデヒドの代謝が追い付かなくなり汗に溶け出してしまいます。そうするとあの独特のお酒臭い、酸っぱい汗の匂いになってしまいます。
動物性の脂質の取りすぎも皮脂の分泌量を増やし毛穴が詰まってしまいます。詰まった皮脂は酸化してしまい臭い匂いの原因になります。
「強いストレス」も汗が臭いの原因に！
ストレスや疲労が溜まっていると汗が臭くなることもあります。ストレスによって乱された自立神経は内臓の機能を低下させてしまいます。それによって老廃物の処理が滞ってしまい、体内に溜め込むことになるのです。
これが汗に溶け出して匂いの原因になります。そして自立神経のバランスが崩れ、交感神経のみを刺激してしまうと精神性多汗症の原因にもなります。汗の量も増えてしまうのです。
「間違ったダイエット」による汗の匂い
極端に炭水化物を減らすと汗が臭くなることもあるのです。炭水化物がなくなると脳のエネルギーとして「ケトン体」という物質が作られるようになります。このケトン体は独特のアンモニア臭のような匂いがあり、これが汗に溶け出すと体臭になります。
ちゃんと対策すれば怖くない！臭い汗をシャットアウト！
原因が分かれば、次は対策をしていきましょう。
まずは食生活を改善しよう！
汗が臭くなる大きな原因である食生活を見直しましょう。汗臭くなる肉類などの油っこい料理やアルコールなどを控えるようにすることです。そして「緑黄色野菜」や「海草」などの腸内環境を整えるといわれる食べ物を普段の食事に積極的に取り入れることをお勧めします。
大豆類に含まれるイソフラボンやサポニンは汗を抑え、酸化や体臭の発生を防ぐ効果がありますので、こちらも共に摂取するといいですね。一番大事なのは「バランスの良い食事」です。それを意識した食生活を心掛けてください。
汗腺機能をあげよう！
汗腺の機能が衰えると体内の老廃物などを含んだベトベトの臭い汗をかきやすくなります。そのため汗腺機能を向上させることが大切になります。つまり普段から汗をかくことが必要なのです。一番良い方法は「半身浴」です。これなら自宅でお手軽に始めらますし、ゆっくり湯船に浸かることで疲労やストレスの解消にも繋がりますよね。
汗による細菌の繁殖を抑えよう！
汗をかき、そのまま放置しておくと細菌が繁殖し匂いの原因になります。まずは、こまめに汗をふきましょう。洋服なども直ぐに汗を吸収してしまいます。そしてこの衣類の中で細菌がどんどん繁殖して匂いがすることもあります。
いもし余裕があるときは着替えるのがベストな方法です。殺菌作用と消臭作用のあるデオドラント製品や「抗菌タイプ」の下着や靴下もあります。これらのアイテムで対策してみるのも良いですね。
