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汗の対策はここに注目!臭いを防ぐための4つのポイント

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汗はなるべく拭きとろう

菌が増殖すると臭う

体が汗臭いときは、汗そのものが臭いを発しているわけではありません。人間の汗は、実はほとんど無臭です。塩分を含んでいるため、少しは臭いがありますが、不快になるほど強いものではありません。

それでも汗臭くなってしまうのは、皮膚の表面にいる常在菌の働きによるものです。常在菌は、垢や皮脂、そして汗をエサとして増殖します。それらを分解する際に発生しているのが、汗臭いと感じる臭いなのです。この臭いは、汗をかいてから約6時間経過した頃に、最も強くなります。

こまめに拭いて皮膚をきれいに

汗の臭いを防ぐには、菌のエサとなるものを断つ必要があります。つまり、汗をかいたときは、早めに拭き取ってしまえばよいわけです。一般的に、汗が分解されて臭い始めるまでの時間は、約1時間とされています。その間に汗を拭いておけば、臭いはかなり軽減できるでしょう。

その際に便利なのが、濡れタオルや市販の汗拭きシートなど、適度に水分を含んだものです。乾いたもので拭いてしまうと、肌の水分が減少しすぎるため、乾燥を防ぐ目的でさらに汗が噴き出てしまいます。しかし、湿ったもので拭き取れば、肌が乾燥するようなことはありません。

殺菌しすぎはよくない

汗の臭い対策として、入浴で必要以上に体を擦ったり、殺菌力の強いデオドラント剤を多量に使用したりする場合があります。それによって菌を取り除き、臭いを防ごうとするわけです。しかし、そのような行為は、逆に臭いを強くすることになってしまいます。なぜなら、極端に減少した常在菌は、臭いを強くする悪玉菌を増やしてしまうためです。

常在菌には、善玉菌と悪玉菌があり、悪玉菌はより強い臭いを発生させます。通常は善玉菌の方が多くなっていますが、無理に菌を除去しようとするとそれが大幅に減ってしまい、悪玉菌が増殖するのです。したがって、臭いを防ぐのであれば、汗を拭きとることを優先すべきです。むやみに殺菌するのは逆効果なので、十分注意しましょう。

汗腺をしっかり働かせよう

日頃の運動が大切

汗の臭いが強い場合運動不足により、汗腺の働きが鈍っている可能性があります。

汗腺は汗を排出する以外にも、血液からミネラルを吸収する働きをしています。しかし、汗腺がうまく働かない場合、この吸収ができなくなります。すると、本来は吸収されるはずのミネラルが、汗と一緒に体外へ流れ出してしまうのです。このミネラルは、汗の臭いをさらに強くしてしまいます。

そのため、汗腺の働きが鈍らないよう、普段から汗をかく習慣をつけることが大切です。汗腺は、使わなければ弱ってしまいますが、普段から運動をしていれば、活発に動くことができます。

とはいえ、急に激しい運動をするのは問題です。無理をすると、体を痛めたり、ストレスで続けられなくなるかもしれません。そのため、まずは軽い運動から始めるようにしましょう。散歩をしたり、通勤で一駅歩いてみたり、階段を積極的に使うのもおすすめです。日常の中で少しずつ動くようにすれば、無理なく運動不足を解消できるでしょう。

エアコンの使いすぎに注意

汗腺を弱める原因は、運動不足だけではありません。身体を冷やしすぎると、汗腺が働かない状態になってしまうのです。そのため、エアコンの使いすぎには注意しなければなりません。

夏場はエアコンに頼りたくなりますが、あまり冷えていると、汗腺がほとんど眠ったような状態になり、機能が低下してしまいます。これは、ミネラルで臭いが強まるだけでなく、体の中に毒素が溜まることにもなります。

本来は汗と一緒に排出されるはずの不要物などが、汗をかかないことで、どんどん蓄積されてしまうのです。したがって、ある程度は汗を流すことも必要になります。

ただし、暑さを我慢しすぎると、熱中症になることもあるので、まったくエアコンを使わないのも問題です。そんなときは、首元やお腹などを温めるようにしましょう。そうすることで、エアコンをかけていても、冷えすぎを予防できます。

半身浴もおすすめ

汗をかいて汗腺を働かせるには、入浴も効果があります。運動するのは大変でも、これならば負担は少ないでしょう。しかし、夏場などは、温まる行為は避けたいものです。そのため、シャワーだけで済ませてしまう人も多いですが、それでは汗腺を働かせることができません。

そこでおすすめなのが、半身浴をすることです。お湯を少しぬるめにして、下半身だけを温めてみましょう。それだけでも血行がよくなるので、10分もすれば汗が出てきます。これを定期的に行い、習慣づけるようにすれば、汗腺を鍛えることができるのです。

食生活を見直そう

臭いを強くする食べ物に注意

汗の臭い対策では、普段の食事を改善することも重要なポイントです。脂っこいもの、しょっぱいもの、甘いものなどは、汗の臭いを強くする原因となるので、食べすぎないようにしましょう。肉などの油が多い食べ物は、常在菌のエサとなる皮脂やタンパク質を増加させてしまいます。また、塩分や糖分の摂りすぎは、臭いが強いねばついた汗を多量に出すことになるのです。

他には、ニンニクやニラなど、臭いが強いものも避けた方がよいでしょう。これらの臭いは、アリシンという物質によるものですが、食べることで体内を循環し、汗となって出てきてしまいます。

そして、ジャンクフードも要注意です。ジャンクフードに含まれる過酸化脂質は、腸内で悪玉菌を増殖させます。すると、体内で毒素が発生し、これが汗の臭いを強めてしまうのです。対策のためには、なるべく健康的なものを食べるようにしましょう。

臭いの対策になるもの

臭いを強くするものではなく、セーブしてくれる食べ物であれば、積極的に食べることで効果的な対策になります。

まず、緑黄色野菜やヨーグルトなどは、腸内環境を整えてくれる食べ物です。たくさん食べれば、悪玉菌を減らし、善玉菌を増殖させることができます。腸が健康な状態ならば、毒素などが発生することもなく、汗の臭いを抑えることができるでしょう。

また、食物線維が豊富な海藻類を食べると、便通がよくなり、臭いの原因となる物質を体外へ排出できます。

そして、オリーブオイルも、臭いの対策には便利です。油はよくないと説明しましたが、オリーブオイルは、酸化しにくいオレイン酸を含んでいるため、汗の臭いへの影響はありません。そのため、調理にできるだけオリーブオイルを使えば、臭いを強めることはないでしょう。

衣服に注意しよう

実は服が臭っている

汗の臭いが気になるときは、汗が染み込んだ衣類が原因であることも多いです。衣類は、肌の水分や皮脂を吸収するので、これが常在菌のエサとなってしまいます。しかも、汗で湿った衣類が体温で温まり、菌の増殖には最適な環境になってしまうのです。

これを防ぐには、着替えるのが一番です。少しでも臭ってきたら交換できるように、着替えを常に用意しておくとよいでしょう。そして、雑菌だらけの衣類は袋などで密封して、臭いが漏れないようにしてください。また、抗菌タイプの下着は、菌の繁殖を抑えてくれるので、通常の下着よりも臭いが軽減できます。

洗濯を工夫しよう

菌が繁殖した衣類は、普通に洗濯しただけでは、あまりきれいになりません。洗ったつもりでも、すぐに臭い始めてしまうでしょう。

そんなときは、お湯に酸素系漂白剤を溶かし、30分ほど浸け置きしてください。そうすると、活性酸素が汚れをしっかり分解してくれるので、あとは普通に洗濯すれば、菌を取り除くことができます。酸素系の漂白剤は、塩素のような独特の臭いがなく、漂白効果もあまり強くないため、柄物も安心して洗濯できます。

何度洗っても臭いがとれない場合、諦めて捨てることも考えてしまいますが、その前にこの方法を試してみてください。

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