汗の臭いの原因は何だろう？
ストレスや肉体疲労
仕事で残業が続いたり、精神的に厳しい職場で働いていたりすると、疲労やストレスが溜まってしまいます。そのような状態では、臭いのきつい汗が発生してくる場合がよくあります。これは、ストレスによる血行悪化と内臓機能の低下が原因で起こるアンモニア臭によるものです。
脂肪分の多い食事
食事の内容も汗の臭いの原因となります。特に揚げ物など脂っこい食事の多い方は、少し控えた方がいいでしょう。さらに、この類の食事は汗をかきやすく、皮脂の分泌を促進するので、輪をかけて汗の臭いがひどくなります。
皮膚の汚れ
汗は何もなければ無臭なのです。しかし、皮膚に長い間留まることで、皮脂や垢といった汚れと混ざり合い、それが細菌にとってのエサとなり、分解され、この時に嫌な臭いが発生するのです。加えて、汗をかくと皮膚上の温度は高くなり湿度もあがります。そこは、細菌にとっては繁殖するこの上ない温床となるのです。
ダイエットの弊害
無理なダイエットを行うと、血行不良となり、乳酸を増加させ、アンモニアと結合し汗の臭いの原因となります。また、最近流行している糖質制限ダイエットでは、ケトン臭という独特のフルーツが腐ったような臭いを発生します。
発汗していない
エアコンの効いた職場で座り仕事で運動もしないような方は、発汗の機会が少なく汗腺が衰えている可能性があります。そうなると、全身を使っての発汗ができず、特定の箇所だけに汗をかくようになります。その結果、汗と不純物が混ざり合い、汗がベトつき、臭いが発生しやすくなります。
衣類に付着した汗
衣類にも気を遣わなければなりません。汗をかいた後にできてしまった汗染みをそのまま放置してしまうと、置いた場所によっては高温多湿状態となってしまい、細菌にとってベストの繁殖場所を提供してしまうことになってしまいます。そうなると、衣類がどんどん汗臭くなってしまいます。特に注意したいのは、ワキ、背中、太ももや襟元です。
汗の臭い対策って何をすればいいの？
ストレスのない環境づくり
ストレスは現代社会において排除することは非常に難しいことですが、排除ができないのであれば、そのストレスと解消方法を常に考えてみてください。カラオケなどの娯楽もよいですが、普段から意識を高めストレス解消法に対するアンテナを張っておきましょう。例えば質の高い眠りを得る方法などについて書籍で調べたりして、実践するのもよいでしょう。
野菜をしっかり食べる
脂っこい食事はできるだけ控え、食事改革を行いましょう。食物繊維やビタミンが豊富な野菜や海藻などを食生活の中心にしてはいかがでしょうか。
ビタミンCはアルコールを分解したり、ストレスを軽くする効果がありますし、加齢臭対策にもなるので、是非摂取しましょう。また、海藻類のめかぶやワカメなどは、腸内環境を整える水溶性の食物繊維なので、便秘解消にも貢献してくれます。
肌をきれいに保つ
基本的に汗の臭い対策には、肌をきれいにキープすることが最も大切でしょう。汗をかいた後のケアはこまめに行いましょう。タオルや汗拭きシートなどを使用することをおすすめします。乾いたタオルよりも、やや濡れたタオルの方がよいでしょう。加えて、制汗剤などを併用すると効果はさらにあがるでしょう。
ダイエットは健康的に
無理な急激なダイエットはやめましょう。ゆっくりと食事を制限し、運動を日常的に少しずつでも続けることが重要です。具体的にはエアロビクスなどの有酸素運動系と筋トレなどがおすすめです。基礎代謝と筋肉の燃焼を促すことを意識してみましょう。
しっかり汗をかきましょう
普段から運動などをしてサラサラの汗をかくことを心がけましょう。有酸素運動や流行している岩盤浴などが体の負担も軽いのでおすすめですよ。結果として汗腺の機能が高まっていきます。
汗染みのケア
汗ワキパットなどは１００円ショップなどでも販売されています。また肌着などを通気性や速乾性の高いものにするのもいいかもしれませんね。汗染みができたら、着替えて洗濯するのがよいですが、毎日洗えないものもありますよね。スーツや制服などは、スチームアイロンをあてて汗の臭いを飛ばすなど対策をしてください。
